ここでは、自費出版を行う際に知っておきたいレイアウト・校正についてご紹介します。

制作する本のジャンルによって、適切な組み方を行うことが重要です。組み方とは本文のレイアウトのことで、一般的に小説や文芸誌などは縦組みが多く、英数字を多用する学術書などは横組みを使用します。本文の組み方によって本の開き方にも違いがあり、縦組みの場合は右開き、横組みの場合は左開きになります。また、イラストを使用する絵本や漫画などは、文字とイラストの配置にも気を配りましょう。レイアウトは本を制作する上でとても重要なポイントとなりますので、初めて自費出版を行う方は専門スタッフのアドバイスを受けながら作ることをおすすめします。

校正とは、ゲラと呼ばれる校正用にためし刷りされた原稿と元原稿を比較しながら、誤字脱字などがないかをチェックし、訂正を行う作業です。校正には、その段階によって初校・再校・校了という流れがあります。

・初校

校正刷りをもとに、誤字脱字や文章の統一性、写真やイラストの位置が正しく指定した位置に配置されているかなどをチェックしていきます。文字校正においては、初校でもっとも時間をかけて念入りに確認を行います。

・再校

2回目の校正が再校となります。初校でチェックし訂正した箇所が正しく訂正されているか、訂正漏れや見落としがないかを確認します。

・校了

全ての訂正作業が終わり、これ以上の訂正作業が必要ない場合は校了となり、印刷・製本作業を開始します。

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