表紙詐欺

日ごろから書籍を作っておりますが、「表紙詐欺」という単語が存在することは知りませんでした。
 

表紙詐欺
同人誌(マンガ)に多いらしい現象で、表紙の画力が高いのに中身は「別人が描いたんじゃ?」というようなギャップがある状況のこと。
表紙の絵から「おもしろそー」と思って買ったのに、後に買ったことを後悔するパターン。

だそうです。
 
同人誌の場合、表紙を絵のうまい人に頼むこともあるようで、マンガなのに表紙と中身で絵を描いている人が違うというのは確かに「だまされた!」と思ってしまいそうですね。
 
つまるところ、表紙と中身にギャップがある場合には同人誌に限らず「表紙詐欺」という概念には当てはまるのではないかと思います。
この場合のギャップとは「損した気分」にさせるマイナスイメージのものがほとんどでしょう。
 
表紙詐欺といっても実際に詐欺と騒ぎたてて事件に発展するものではありません。
その本がおもしろいかどうかは読んでみなければ判断がつきませんから、ある意味宝くじのようなカケであり、自己責任の領域です。
たとえば、CMでおもしろそうというイメージを受け、いざ映画館に見に行っても映画本編はそうでもなかったなんてザラにありますよね。
 
 

トラブルに発展した例

 
損した気分で終わるものかと思いきや、ありました。
作者が表紙詐欺でクレームを受けた書き込みが!
 
同人小説本の表紙詐欺を訴えられた
 
この書き込みの投稿者(作者)が
「小説本の表紙にイラストを使うのはルール違反だ」
との旨を購入者にいわれ、謝罪と返金を要求されたようです。
 
詳細がわからないので判断はつきませんが、いやはや、驚きです。
小説の表紙に風景写真が使われることなんてよくあることですが、その場合、この購入者さんは「写真集かと思った」といってクレームつけるんですかね…(笑)
返品ならまだしも謝罪と返金てのはちょっと度が過ぎるような気もします。
 
まぁ、トラブルにまき込まれて得はありませんから、誤解を招くデザインはさけなければなりませんね。
 
 
ちなみに当社は自費出版サービスも展開しております。
同人誌を作りたい方もぜひご相談くださいね~

1 Response

  1. Wow, great blog post.Thanks Again. Cool.